2011年11月6日日曜日

クロージングパーティ



新・港村のラストパーティは、この村(この展覧会ですが)の成り立ちどおり、
各チームが主催するホームパーティ形式。
数十の各チーム、各人が、思い思いの料理を用意し、参加者は順繰りに、様々な場所を訪ね歩く。焼き肉食べ放題を500円で企画するチーム、料理を大量に買い込んで大人数で宴会を行なうチーム、数人で寂しく座り込んで飲んでいるチーム、おでんを皆に振る舞うチーム小倉トーストを企画するチームを等々……。新・港村の会期中も、様々な空間や出来事のレイヤーが多層に重なる時空間だったが、このラストパーティでは、匂いや音が加わり、本当(?)の街の雑踏の様相を呈していた。Dのブロックは、カフェライブの終了を待って、建物群(作品群)にライティング、テーブルに蝋燭をセットして、おしゃれなラウンジバーを演出した。ンドンから2年ぶりに帰国した野菜ソムリエの佐々木麻子さんのasako’s bar」もこの日復活した。会場を暗くしたせいで、港を往来する船の灯りが美しい。
そんなこんなで秋の夜長をゆったりと楽しみながら「新・港村」幕を閉じることができた。
皆さん、本当にありがとうございました














Cafe Live最終回


新・港村の最終日のCafe Liveは廣田あつ子+中村恩恵「Twosome」開催。
今回だけ特別に作品の前半でホールを使用しました。白い空間に黒の衣装。シンプルだけど力強いダンスを披露。後半は自由広場に場所を移し、お客さまはドリンクを片手にリラックス。お二人はなんと黄色の衣装で再登場。おしゃれな大人のダンスを見せてくれました。アンコールは観客を巻き込んでのダンスタイムとなり、華やかな雰囲気の中Cafe Liveは終了しました。みなさま、ご来場本当にありがとうございました。







2011年11月5日土曜日

cafe live開催


本日の新・港村Cafe Live 2011はoff-Nibrollの「a flower」。
美術家ティファニー・チュンと音楽家ユエン・チーワイとの共同制作でバンコク、ホーチミンでも好評を博した作品が新・港村に登場。思い出を呼び起こすような映像と美術、淡々と時を刻む音楽、赤裸々な姿をさらけ出す3人のダンサー。人間の記憶というものを正面から取り上げた、心に焼きつくような強度ある作品でした。







アグネス・シモール ダンスシアター公演 Being Connected


ブタペストのアートイニシアティブ、トゥズラクターのディレクターであり振付家でもあるアグネス・シモールさんが、新・港村に約1ヶ月滞在し制作した作品「Being
Connected」の公演を行いました。トゥズラクターの正式名は、トゥズラクター・インディペンデント・カルチュラル・センター&ス タジオ・コンプレックス。イベントを開催するし情報を集積する文化センターでもあり、またアーティストが制作する共同スタジオでもあります。過去5年間で 6500のプログラムを開催しているそうです。現在は昔のトルコ風呂を改修した建物を活用して、様々のアート活動を展開しています。アグネスさんの作品に は、アーティストの藤井雷さんがライブ演奏で参加。新・港村ならではの出会いが生んだコラボレーションでした。




AIRコーディネーター会議01 開催


スクール校舎ではARCUS主催でAIRコーディネーター会議01と題したトークが開催されました。ARCUSは茨城県を拠点とするプロジェクトであり、震災以降における滞在制作の受け入れ環境やアーティストの活動を支援する体制づくりをテーマに公開討論が展開されました。





お餅つき大会


今日は会場入り口の広場で大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ・瀬戸内国際芸術祭チームによるお餅つき大会と獅子舞パフォーマンスが行われました。
威勢の良いかけ声に合わせてテンポ良く杵が振り下ろされていきます。
新米で作られたできたてのお餅を皆でおいしく頂きました。
引き続いての獅子舞パフォーマンスに大勢のお客様が足をとめて見入っていました。





2011年11月4日金曜日

身体の線。脚先のスタイル。キサの靴。トーク開催


新・港村劇場では、Bゾーンのブースで靴デザイナー高田喜佐さんの作品のアーカイブを整理するプロジェクトを続けていた和井内京子さんと高田邦雄によるトークが開催されました。高田さんの靴と和井内さんのバッグを背景に、お二人の共通点や会期中の作業の様子をお話いただきました。










2011年11月1日火曜日

新・港村の建築 vol.12


スーパースクール「新・港村の建築」の第12回目、最終回です。今回はDゾーンの四角錐の茶室を設計したシーラカンスアンドアソシエイツトウキョウ、小嶋一浩さん、赤松佳珠子さん、カフェを設計した小泉アトリエ、小泉雅生さんを講師に迎え、今回設計して頂いた作品やご自身の活動についてお話いただきました。最後はスーパースクールの締めくくりに皆で乾杯しました。








2011年10月31日月曜日

伊東建築塾の熱い夜


今夜はDゾーンの自由広場で、伊東建築塾によるトークが開催され、平日の夜だというのに、たくさんの方々が集まりました。伊東建築塾がこれまでお こなってきたプログラム、特に「子ども建築塾」の話は、参加者の皆さんも興味津々に聞き入っていました。最初は子供が建築の設計なんてハードルが高いので は?と思っていても、実は子供の自由な発想力と、身近にある「家」というものに対するイメージ力には、リアルで真摯な思いがある。それを形にしていく方法 さえ身につければ、その発想は十分実現可能なものになる。自分が子供の頃にこういったものがあったら是非参加したかった、という方もちらほら。「建築家は 一体誰のために、何のために建築をつくるのか」を考え直したかった、という伊東氏の根源的な問いかけが、建築の、あるいは社会の未来を変えていく予感を感 じさせる、熱い夜になりました。




大野一雄フェスティバル2011 ダニー・ユン実験劇場「Journey」


大野一雄フェスティバル最後のプログラムは、香港の現代演劇グループ、ズニ・イコサヘドロンを主宰するダニー・ユンの作品です。昨年、一昨年と参 加したズニですが、今回は南京からの来日する若手の崑劇俳優と、銕仙会の清水寛二さん、元パパ・タラフマラの松島誠さんがそれぞれ相互にワークショップを 行い、ワークインプログレスの作品発表をしました。いつもひじょうに完成度の高い作品を提示するダニー・ユンですが、今回はいろいろ新しいことを即興的に 試みています。それでも糸をぴんと張ったような緊張感の持続はやはりダニーらしい。崑劇、能、現代演劇の三つ巴のコラボレーションはまだこれから継続して いくそうです。どういうふうに発展していくか、楽しみですね。





2011年10月30日日曜日

拡大ヨンカイギ「新・芸術不動産宣言!」


今日はDゾーンの自由広場で宇徳ビルヨンカイ主催で拡張ヨンカイギ「新・芸術不動産宣言」と
題した討論が行われました。
ファーストセッションでは、パネラーに内山博文氏、島田洋平氏、杉崎栄介氏、武田要二氏、馬場正尊氏、丸山純子氏、矢内原充志氏。セカンドセッションでは、市村作知雄氏、大堀剛氏、清水義次氏、池田修氏、コメンテーターに加藤種男氏、秋元康幸氏。両セッションともモデレータを佐々木龍郎氏、本江正茂氏が担当。
クリエイティブな個人、組織が集りつつある関内、関外地区。この活動が産業やまちづくりにつながっているかどうか、横浜内外の様々な立場のパネラーを迎え新・芸術不動産宣言をすべく議論が行われました。