2011年10月15日土曜日

大野一雄フェスティバル2011                      New Piece Projectレジーヌ・ショピノ 「In Situ Yokohama」(今ここで)

フランスの振付家レジーヌ・ショピノが、新・港村に滞在し7人の参加者と公開ワークショップとワークインプログレスの成果発表を行いました。ワークショップ参加者は、ダンサー、役者、パフォーマンスアーティストといろいろなバックグラウンドの人たちです。音楽はバンカートではおなじみのオムトンのふたり、Chang-Nong
とTKO。ワークショップから公演までずっと即興生演奏という贅沢な時間でした。成果発表はエンドピースではありませんが、ショピノさんの人柄とワークショップ参加者のコミュニケーションが感じられる暖かい舞台でした。公演にはフランス大使館の文化参事官ベルトラン・フォール氏も来場されました。









2011年10月14日金曜日

気仙沼みらい計画プロジェクト「失われた街 ギャラリー・リーディング」


津波によって突然失われてしまった街を模型で復元するプロジェクト「失われた街」。
神戸大学、横浜市立大学、滋賀県立大学、武庫川女子大学などの建築学生と気仙沼市の地元住民との共同で模型に着彩をしながらその場所の記憶を模型に埋め込むワークショップを行ってきたその成果として、
実験的な演劇作品「失われた街 ギャラリー・リーディング」がおこなわれました。
模型を取り囲むように俳優が立ち、観客が座り、横で奏でられるピアノの響きとともに朗読される「街の記憶」に思いを馳せる。
生きた街、生きた建築、生きた風景、の姿が、皆の手で息吹を与えられた模型の上に、姿を現しました。





世界のアートイニシアティブ4

新・港村では、「海外のアートイニシアティブチーム」を数多く招いていますが、
そのレクチャーシリーズの第4弾。
今回はオーストラリアから、ジャンルを超えたアートの制作と発表を行っているPerformance space(パフォーマンススペース)のベックさん、スウェーデンからは元伝染病隔離病棟の建物をスタジオとして運営し、コンテンポラリーアートの制作・発表を行うkonstepidemin(コンストエピデミン)のモナさんとコンテポラリーアートセンターのRoda Sten Art Centre(ローダ・ステン・アートセンター)のコーリンさんが登壇。それぞれこれまでの活動の紹介、今後の展望についてお話をいただきました。






Under35ギャラリーオープニング


Under35シリーズの第5弾は中谷ミチコさんと潘逸舟さん。
本日より展覧会がはじまり、夜はオープニングパーティがありました。
この展覧会は新・港村会期終了まで続きますが、今後ますます混雑が予想されますので是非お早めにご覧ください。









サラ・ゴフマン オープンスタジオ開催中


新・港村では海外からのレジデンスアーティストをたくさん招待していますが、10月14日~10月21日の間はオーストラリアのperformance spaceから
サラ・ゴフマンさんが滞在制作をしています。
彼女は廃棄物を素材にした作品を作るアーティスト、
毎日色々なものが作品として新たな生命を与えられています。
Bゾーンに入ってすぐ左手MEDIA HOUSEの裏手にあるブース内にアトリエを設けて制作中ですので、是非皆さん覗いてみてください。





2011年10月11日火曜日

新・港村の建築 vol.9

火曜日はスーパースクール新・港村の建築。今日の講師はAゾーンのフロアの設計をはじめ新・港村に深く関わって頂いているみかんぐみの曽我部昌史さんです。新・港村で目指したことなど、新・港村建築の変遷をふり返ってお話いただきました。




2011年10月10日月曜日

コトバー開店


今日はCゾーンの「らせんの家」この作品を制作した白井美穂さんと共同主催者として佐藤澄子さんのバーが登場しました。
幸運を呼ぶ言葉と手作りのパテやおいしいワインが楽しめる「コトバー」。
おいしいお酒を頂きながら、幸運の言葉も味わい、自然と笑みがこぼれます。
Under35ギャラリーの第1回目で展示をしていた西原尚さんを含む民族楽器の演奏グループによるライブ演奏も行われ、ゆったりとした時間が流れました。





デザイナークリエイターが被災地でできること。/石巻2.0とは? 開催


Dゾーンの自由広場で17:00より石巻2.0主催でトークが開催されました。
登壇者に芦沢啓治氏、飯田昭雄氏、真野洋介氏、古山隆幸氏、梅田綾氏、モデレーターを西田司氏が担当。震災後から半年、石巻で活動を続けてきた東京チームのデザイナー、クリエイターが石巻と石巻2.0を通して様々な切り口で、被災地への関わりについて討論いただきました。




新・港村の美術 vol.9

新・港村の美術の第9回目。
本日の講師は新・港村Bゾーン 最後のテレビ 新港局の主、毛原大樹さん。
微弱な電波で放送される実験型アナログテレビ放送局を運営しています。
授業前半は自由ラジオ、ミニFMについて映像や写真を交えながらのレクチャー。
後半では、コジマラジオ、最後のテレビについて。粉川哲男さんの著書「これが自由ラジオだ!」や1980年代の映像など、年歴を感じる資料に受講生は釘付け。(特に)男性陣からの質問が飛び交いました。




トーク「アーキエイドの展望」


今日はDゾーンの自由広場でアーキエイド主催によるトーク「アーキエイドの展望」
が開催されました。
Bゾーンのギャラリーで週がわりで展示をしてきた各チームの関係者(猪熊純氏、門脇耕三氏、北川啓介氏、小泉雅生氏、近藤哲雄氏、下吹越武人氏、曽我部昌史氏、藤村龍至氏、藤原徹平氏、山岸綾氏、渡辺真理氏、前田茂樹氏ほか)が一同に介し、コーディネーターに成瀬友梨氏・大西麻貴氏、コメンテーターを小野田泰明氏、福屋粧子氏が担当。
各チームのアーキエイド・サマーキャンプ活動内容全体の俯瞰とともに、これからのアーキエイドの展望について討論されました。






横浜ダンス界隈を開催


今日は13:00より『横浜ダンス界隈』がスタートしました。
大野フェス恒例の街を練り歩きながらパフォーマンスを楽しむプログラム。
今年も晴天に恵まれました。
最初の登場は坂田守さん。ナビオス横浜のアーチの下、アコーディオンの生演奏にのせて「母親」をテーマにしたやさしいソロダンスを踊りました。栗田真希さんはキュートな踊りを汽車道パークで見せてくれました。黒い衣装が周囲の緑と合っています。金井圭介さんは変わり行く北仲の風景を背景に、汽車道で鮮やかな大道芸を披露。カワムラアツノリさんはなんと船に乗って登場。小さな船の上で、しかも浪曲に合わせてコミカルな動きを見せ、観客を爆笑させました。垣内美希さんはみなとみらいに浮かぶボートポートで静かな舞踏を披露。黄色の衣装の可憐な姿に観客も見入ってしまいます。藍木二朗さんは夕陽に照らされたみなとみらい芝生広場の斜面を転がり、跳び、走り、踊りました。最後は全出演者揃ってのカーテンコール。お客様にとっては横浜の風景がいつもと少し違って見えたのではないでしょうか。













ギレルモ・ファフ展 開催中


新・港村では海外からのレジデンスアーティストをたくさん招待していますが、
9月23日~10月21日の間はスペインのHANGERからギレルモ・ファフさんが滞在制作をしています。
Bゾーンのストアフロントギャラリーのブースで毎日黙々と制作中ですので、
是非皆さん覗いてみてください。





2011年10月9日日曜日

高井富子~形而情學を巡る旅


大野一雄フェスティバル2011関連プログラムでシンポジウムを開催しました。
テーマは、5月に80歳で急逝された舞踏家高井富子さんについてです。高井さんは、1960年代から土方巽の公演に参加し、大野一雄さん亡き後は、舞踏の世界では最高齢のダンサーでした。大野一雄フェスティバルにもこれまで3回ご出演頂きました。慶應大学アートセンター土方アーカイブの森下隆さん、高井さんをよく知る舞踊評論の合田成男さんと舞踏家の中嶋夏さん、また飛び入りで舞踏家の玉野黄市さんに参加して頂き、短い時間ですが貴重なお話しを伺いました。





ソケリッサ! 新世界ワルツ


大野一雄フェスティバル2011第2週のプログラムは、ソケリッサ!
の「新世界ワルツ」でした。ソケリッサは、振付のアオキ裕キさんと男性ダンサーのグループです。「ソケリッサ」という名前は、実はアオキさんの造語。「前に進もう」「頑張ろう」という意味で考案したそうです。ちょっとスペイン語みたいに聞こえる、元気の出る響きですね。ソケリッサのダンサー達は路上生活者か元路上生活者。ダンスの技術を学んだ経験は無いけれど、踊る喜びや悲しみがストレートに客席に伝わってきました。