2011年9月24日土曜日

「地方芸術劇場の役割と展望」開催


「地方芸術劇場の役割と展望」と題し、韓国仁川市富平区(インチョン市プッピョン区)のホン・ミヨン区長と富平アートセンターのチョ・ギョンファン館長をお招きしてのシンポジウム。前半はお二人より報告があり、後半は、KAAT神奈川芸術劇場館長眞野純さんと、あいちトリエンナーレのパフォーミングアーツ部門でキュレーターを勤めた愛知芸術文化センターの唐津絵理さんを迎え、国際舞台芸術交流センター(PARC)の佐藤道元さんの司会でディスカッションが展開されました。あっという間の2時間でしたが、会場からの質問等もあり、その後の交流会ももりあがり、充実した会となりました。




新ナゴヤ島 9.17~24


BゾーンのN-markブース「新ナゴヤ島」では、定期的に新しいアーティストを紹介していますが、

第2弾は北山美那子さん、1980円(いちきゅっぱ)の二組。
北山美那子さんは教育や保育をテーマにした活動を行うアーティスト今回はナプキンを手作りするワークショップを行いました。
続いて1980円は家電を使ったパフォーマンスを行う2人組のユニット今回はブースでのインスタレーション制作とライブパフォーマンスを行いました。
次々と変化をする新ナゴヤ島を是非覗いてみてください。






+night「ミュージックナイト」開催


今日は19:30からスクール校舎でblanClassによる+night「ミュージックナイト」と題して blanClassならではのゲストを4組迎えてのライブイベントが開催されました。 +nightは毎週様々なゲストを迎えてイベントを行っていますので是非ご参加ください。





サマーキャンプ報告会7 開催


今日はAゾーンのスクール校舎でアーキエイド主催のサマーキャンプ報告会が行われました。7月に石巻市牡鹿半島でのヒアリング、フィールドワークの活動報告、第7回目は十八成浜を担当した京都工芸繊維大学
仲・城戸崎研究室+神戸大学遠藤秀平研究室+槻橋修研究室+山岸綾と萩浜、小積浜を担当した法政大学渡辺真理+下吹越武人インディペンデントスタジオの2チーム。模型やスライドを中心の発表、活発な討論がおき熱気のある発表となりました。





チェ・ソン展開催中


最近、頻繁に行き来しているクムチョンアートスペース(ソウルアートファンデーション)
からの交換アーティストとしてチェ・ソンさんが、新・港村にレジデンスされています。
いつもにやにや、もぐもぐしているチェさんは、新・港村では笑顔印の人気者。
9月24日からは、制作していたスタジオを出て、Aブロックの空間を使っての個展が始まりました。
10月10日(月)まで続きます。




世界のアートイニシアティブから開催


新・港村では、「海外のアートイニシアティブチーム」を数多く招いていますが、そのレクチャーシリーズの第二弾。 今回はオーストラリアシドニーから、ARTSPACEのブレアさん、スペインバルセロナからHANGAR(アンガール)のテレさんが登壇。ブレアさんからは、ニュージーランドのクライストチャーチでのパブリックアートのプロジェクトについて。大きな地震が今年あり、中止になってしまったそうですが、今後の展望についてお話をいただきました。テレさんからは、正にアーティストイニシアティブで運営されているこのチームの継続性、特殊性などについて、お話いただきました。またHANGAR企画で、今回新・港村に1ヶ月滞在制作するギレルモさんも参加し、二年間滞在制作したHANGARでの実りある体験を語ってくれました。




2011年9月23日金曜日

「ヤンゲスト・アーティスト・マラソン」開催


今日は12:00からスクール校舎でblanClassによるヤンゲスト・アーティスト・マラソンが開催されました。
このイベントは9時間にわたって若手アーティストによるパフォーマンスを つないでいくという長丁場のイベント、最後にはなんと9時間をかけて会場外でマラソンを していたアーティストが会場に到着してフィナーレです。




震災とクリエイティビティ開催


新・港村ギャラリーとその周辺では「震災とクリエイティビティ」の展覧会が始まりました。この展覧会は、急遽組まれた展覧会です。ここに参加している「アーキエイド」「建築系ラジオ」「石巻2.0」「デイリリーアートサーカス(開発好明)」「3.11メモリアルプロジェクト(MMIX Lab)」は、現在「新・港村」の村民として入村している組織の中で、それぞれ独自に東北関連の活動をしているチームです。今日はそれぞれの代表者を登壇者として「それぞれの視座から」というかたちでシンポジウムが行われました。建築家、アーティスト、学生、それぞれの視点から見えるもの、それぞれの立場からできること、違う立場同士が並ぶことで、その意味や意義が確かになっていくような、貴重な機会でした。





2011年9月22日木曜日

台風


昨日の台風は凄かった。恐ろしかった。太陽光発電のパネルが、強風にあおられて十数枚落下。
Aゾーンの13メートルのトップライトの窓からは、パネルがずるずると動く様子が伺え、割れた硝子がぱらぱらと雨とともに落ちてくる、まるで映画のワンシーンような状況。
次の瞬間そのパネルが凧のように、ふわっと浮いたかと思うと、隣の低層棟のBゾーンにドカーンという爆音とともに落下、屋根を貫通、漏水。ダッシュで、雨で下にある資料や制作物が濡れないように対応。なんとか無事。おまけに、エントランスの重い自動ドア(2メートル大2枚)が突風でぶっとばされた。内部にいた関係者数十人はめったに経験することのない4時間を過ごした。





2011年9月19日月曜日

3.11メモリアルプロジェクト開催


17:00からは自由広場でMMIX Lab主催による「3.11メモリアルプロジェクト」が開催されました。
MMIX Labは仙台を拠点とするアート・イニシアティヴで、代表の村上タカシさんは今回の震災 直後から支援物資の輸送を行っていたそうです。このプロジェクトは震災を「共通の記憶」とすることを目的としており、痛ましい残骸を積極的に次の世代に残そうという試みです。会場には泥だらけでぐにゃぐにゃに曲がった道路標識が並べられ、そのリアルな活動を伺い知ることができました。また、開発好明さん、五十嵐太郎さんの震災直後の活動も報告されました。後半はお客様を交えて、アートに何ができるか?という趣旨の熱い議論が交わされました。





新・港村の美術vol.5


第5回目をむかえる「新・港村の美術」は、ゲストにCゾーンの 動物園を形成する彫刻家の方々をお招きしました。
小さな象などを出品いただいている笛田亜希さんと、ほこり猫の松田直樹さんです。 お二人とも以前からBankARTのプログラムには参加いただいており、笛田さんは大岡川の桜プロジェクトの杵臼コンペで、大賞をとられた方ですし、松田さんは食と現代美術でのお米の作品等で参加いただいております。
お話では、笛田さんも松田さんも平面の作品や写真、パフォーマンス等、様々な作品を紹介され、それぞれ作品の視点がおもしろく、参加者からもたくさん質問がありました。




"LIVE ROUND ABOUT JOURNAL in 新・港村" 開催


13:00からAゾーンのスクール校舎ではTEAM ROUNDABOUTによるトーク&ワークショップが開催されました。 このイベントはtwitterと連携しており、トークの盛り上がりに合わせて、会場からのツイートも増えていきました。 最後は同時進行でをまとめたフリーペーパーの発行。BゾーンのMEDIA HOUSEは完成を待っていた参加者でにぎわいました。




混浴温泉世界カフェ開催


14:00からは自由広場でBEPPU PROJECT主催「混浴温泉世界カフェVol.1」が開催されました。日本一の温泉地である別府で展開されている国際展「混浴温泉世界」のキーマン4名がそのプロジェクトの全貌と未来を語りました。古い風景がいたるところに残る別府の街中で作品を展開してゆく特殊なプロジェクトを解説。美術みならずコミュニティーダンスの取り組みも紹介。また過去に参加したアーティストも別府の面白さを語ってくれました。


2011年9月18日日曜日

Cafe Live開催


新・港村Cafe Liveも早いものでもう5回目。
今回は巻上公一さんとSUNDRUMという異色のカップリング公演。題して「新・ヴォーカリズム」。まずはSUNDRUMからスタート。3人が世界各国のパーカッションを鳴らし、透明なヴォーカルが重なり、二人のダンサーが会場をかき回す、そんなエネルギッシュな公演でした。今回のテーマである「楽園」という曲の詩が心に沁みました。ぜひCafe Liveのチラシをご 一読を。後半は世界的なカリスマ・ヴォーカリストの巻上公一さんの登場!ユーモアかつシュールな巻上さんの「声」の迫力に圧倒されました!尺八や口琴も登場して、贅沢な巻上ワールドが展開。最後は2組のセッションで会場は大いに盛り上がりました。







「被災地の漢たち」開催


アーキエイド主催による「被災地の漢(おとこ)たち」シリーズ。
3回目は東松島市宮戸市民センター長の奥田邦行氏がゲスト。聞き手は、新・港村のカフェを設計した小泉雅生氏。宮戸島は、震災当初、島にかかる橋が崩落し、一時は孤立地域となった島。津波に襲われ、幸いにも亡くなった方は少なかったが、全員が一切を失ってしまった中で、皆が協力し合い、助け合いながら、状況を乗り切ったという。また現在はSANAAが地域の再建に乗り出している。奥田氏は「島の代弁者」として、情報を収集し、それをしかるべきところにふる、と、自分の「機能」を語るが、その奥にはこれまで秘めていた熱い情熱があることも、ここで初めて語るといって語ってくれた。これほどの状況を乗り越え、さらにこれからの島のありかたについて、この災害を機に、さまざまな可能性を考ようとしているその前向きな姿勢に頭が下がる思いでした。