2011年9月18日日曜日

「被災地の漢たち」開催


アーキエイド主催による「被災地の漢(おとこ)たち」シリーズ。
3回目は東松島市宮戸市民センター長の奥田邦行氏がゲスト。聞き手は、新・港村のカフェを設計した小泉雅生氏。宮戸島は、震災当初、島にかかる橋が崩落し、一時は孤立地域となった島。津波に襲われ、幸いにも亡くなった方は少なかったが、全員が一切を失ってしまった中で、皆が協力し合い、助け合いながら、状況を乗り切ったという。また現在はSANAAが地域の再建に乗り出している。奥田氏は「島の代弁者」として、情報を収集し、それをしかるべきところにふる、と、自分の「機能」を語るが、その奥にはこれまで秘めていた熱い情熱があることも、ここで初めて語るといって語ってくれた。これほどの状況を乗り越え、さらにこれからの島のありかたについて、この災害を機に、さまざまな可能性を考ようとしているその前向きな姿勢に頭が下がる思いでした。