2011年9月25日日曜日
「被災地の漢たち」開催
アーキエイド主催による「被災地の漢(おとこ)たち」シリーズ。
4回目のゲストは七ヶ浜町役場政策課 遠藤裕一氏。聞き手は渡辺真理氏、下吹越武人氏、城戸崎和佐氏の3人の建築家。 七ヶ浜町は産業の町ではなくどちらかというと仙台市近郊の生活中心の郊外の町。 遠藤氏は自身も被災者であり、避難所で生活しながら、町の復興計画策定を最前線で牽引している。 災害時は、様々なインフラが寸断され、町から情報を出すこともままならなかったが、 個人の方がボランティアで立ち上げたものをそのまま活用しているという現在の七ヶ浜町のウェブサイトは、かなり整理されて充実している。 現在はアーキエイドがアドバイザーとしてかかわり、復興建築の設計者選定プロポーザルの公示にまでこぎつけている。 復興は急がなくてはならないが、建築等のハードは残るものであり、きちんとしたものができれば、地域の財産ともなりえるもの。 思考の柔軟さや明快さは、災害という有事にあっても重要で、それが都市の問題をより高次に解く原動力となりうるということに、 都市の未来の可能性をかいま見た気がしました。